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名鉄/中期経営計画策定、運送事業では「特積み事業の強靭化」に取り組む

2025年03月24日/SCM・経営

名古屋鉄道は3月24日、名鉄グループ中期経営計画(2024年度~2026年度)、中長期経営戦略の数値目標・キャッシュフロー配分方針等についてを発表した。

その中で、運送事業の収益性改善に向けた取組として、「特別積合せ(特積み)事業の強靭化」と「倉庫・貸切事業の拡充」による収益性改善を実現、としている。

営業基盤の強化としては、既に2024年4月にNXトランスポートの子会社化、2025年1月のNXアロー(特積み)事業の吸収を実施。また、適正運賃単価の収受(運賃単価向上)を挙げている。

倉庫事業拡大では、ロジスティクス戦略部の新設、新規顧客獲得および既存顧客拡販、新規倉庫(中国名鉄運輸山口支店、関東名鉄運輸土浦支店)稼働や、貸切事業拡大として、倉庫・特積み事業拡大に伴う拡販などを挙げている。

構造改革の推進では、事業統合に伴う拠点の統廃合で、194拠点(2024年4月)を149拠点(2025年1月)までスリム化している。また、事業統合によるコスト削減では、拠点統廃合に伴う管理部門や事務職員、諸経費の削減を図ってきた。さらに、運行・集配エリア見直し、積載効率の向上による収益性改善を図るとしている。

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