東陽テクニカは12月21日、「空飛ぶクルマ」および「物流ドローン」を開発するSkyDriveとサポーター契約を締結し、東陽テクニカ社員のエンジニアがSkyDriveに出向する形で、2022年12月に協業を開始したと発表した。
<SkyDriveが設計開発中の「空飛ぶクルマ」の商用機「SD-05」>
SkyDriveは、「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、「空飛ぶクルマ」と30kg以上の重量物を運搬できる「物流ドローン」を開発している。2019年に日本で初めて「空飛ぶクルマ」の有人飛行に成功し、現在2人乗りの機体を開発中で、2025年には大阪ベイエリアにおいて「空飛ぶクルマ」を利用したサービスの開始を目指している。
東陽テクニカは事業を通して培った知見や技術を活かし、エアモビリティ産業における安全性の確保やインフラ整備を目指して、SkyDriveと「サポーター契約」を結ぶ運びとなったもの。
SkyDriveが開発中の「空飛ぶクルマ」の実用化に向けて、東陽テクニカからは操縦性や乗り心地などの性能をはじめ、振動騒音、安全性や耐久性などにおける研究・開発に使われる計測と解析、実験データの管理に関する機器やソリューションを提供し、エアモビリティ社会の実現を共に目指していくとしている。