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フクシマガリレイ等/冷凍冷蔵倉庫向けCO2冷凍システム開発

2023年04月20日/IT・機器

フクシマガリレイおよびタカハシガリレイは4月18日、冷凍冷蔵庫向け・食品工場向けCO2冷凍システム「NOBRAC」の本格展開を開始したと発表した。

<「NOBRAC」開発(イメージ)>

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CO2冷媒は自然冷媒で環境にやさしく、現行のフロン冷媒(R404A)に比べ漏えいによる温暖化への影響が小さい。また、フロン冷媒と同等に扱えるなど、安全性も兼ね備えている。

ガリレイグループでは、創業100周年となる2051年を見据えてサスティナブルビジョン「Dramatic Future 2050」を策定。2030年までの環境アクションとして、グリーン冷媒への転換を進めている。その取り組みのひとつとして、大型冷凍冷蔵倉庫向け CO2冷凍システムを開発した。

発表によると、同CO2冷凍機とフリーザーの統合制御により、最大約20%の省エネを実現(同社試験機での比較)。また、負荷変動に応じた冷却追従性や、フリーザー膨張弁制御の最適化、冷凍機予知に対するフリーザー制御の連動など、独自のシステムで運転を最適化する。

<システム構成図>

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「冷凍冷蔵倉庫システム」と、食品工場向けの「トンネルフリーザーシステム」2つの冷却システムをラインナップしており、顧客の計画をもとに、機器や設備やシステムの設計・納入から、納入後の設備・エネルギー・HACCP管理、メンテナンスまでトータルでサポートする。

 

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