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日本通運/モーダルシフト型輸送サービスに新日本海ルート

2023年06月08日/3PL・物流企業

日本通運は6月8日、近海郵船と連携し、海上輸送と鉄道輸送を組み合わせた「Sea&Rail」に新たに日本海ルート(敦賀港-苫小牧港)の運行を追加し、6月15日から開始すると発表した。

<Sea&Rail 日本海ルート>
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<近海郵船「ひだか」)>
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<RSV コンテナ搭載トレーラー>
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このSea&Rail の特徴には、CO2排出量を削減する環境にやさしい輸送サービスで、顧客のESG経営に貢献。2024年のトラックドライバーに対する時間外労働規制に対応した解決策として効果的。輸送ルートを複線化し、災害発生時の輸送障害区間を回避することで BCP(事業継続)にも有効。

また、日本通運の独自コンテナである鉄道・海上双方で使用可能な RSV コンテナを利用することで、荷物を取り出して積み替えることなく鉄道と海上間を相互にシフト可能。鉄道やトラック輸送と組み合わせることで、港から離れた場所でも集配の対応が可能だ。

そして、北海道から九州まで既存の太平洋ルートに加え、日本海ルートでコンテナの一貫輸送が可能となる。

なお、日本通運は2022年12月に近海郵船と連携し、日本海ルート(敦賀港―博多港)のサービスを開始したが、このたび新たに日本海ルート(敦賀港ー苫小牧港))の Sea&Rail を開発したもの。このサービスにより、北海道から九州まで日本海ルートでコンテナの一貫輸送が可能になり、環境配慮型の輸送手段および将来的な労働力不足などにも対応する輸送サービスとして利用できる。

今後、同社では、フェリー会社・船会社との連携による新たなルートの開発を進め、Sea&Rail のラインナップ拡充に取り組んでいくとしている。

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