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関通/北王流通にWMS提供、食品EC物流で協業開始

2023年08月22日/SCM・経営

関通は8月22日、関東圏の食品流通に特化した運輸・倉庫業を手掛ける北王流通へ、関通が自社開発・提供しているWMS「クラウドトーマス」の提供を開始し、これを機に、両社で「食品向けワンストップ物流サービス」の協業を開始すると発表した。

<両社の協業イメージ図>
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食品、飲料、酒類は市場規模ではNo.1だが、EC化率は3.77%と低く、今後大きな成長が見込まれる。ここに北王流通と関通が協力して取り組むことで、様々なソリューションの提供ができるとしている。

現在、関通へ冷凍冷蔵の問い合わせは多く、冷凍冷蔵倉庫についてほぼ満床になるなど、顧客からの引き合いも多い。その中で現在の冷凍冷蔵の輸送は、選択肢が少なく、運賃においても高騰している。

北王流通は、冷凍冷蔵の輸送インフラや冷凍冷蔵倉庫のキャパシティーを強みとし、関通は、庫内オペレーションのノウハウやWMS等のシステムを強みとしている。この両社の強みを掛け合わせることで、北王流通では、既存の顧客のEコマース等の対応の実現、関通では冷凍冷蔵での共配網の構築など、両社の顧客に対して冷凍冷蔵物流サービスの範囲を拡大させ、様々なニーズに対応できる体制を整えることができ、スムーズな物流サービスを提供するとしている。

冷凍冷蔵の配送は、冷凍食品の技術向上が進む中、温度管理が必要な配送において、ドライバー不足や配送リードタイム、インフラの依存などの課題もある。しかし、北王流通と関通で冷凍冷蔵の共配網を構築することにより、これらの課題をクリアするだけでなく、コスト面でもメリットを出せると考えている。この共配網は、まず首都圏からスタートとなる。

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