コマースロボティクスは10月2日、クラウドですべての物流業務を依頼できる「サイバーロジ（Cyber Logi）」の物流パートナーとして同日、SBSグループと業務提携したと発表した。
同業務提携により「サイバーロジ 」の倉庫運営に物流大手「SBSグループ」が参入し、安心の物流サービスをEC事業者へ提供する。両社は自動出荷というキーワードでサービスを開始、自動化レベル向上に継続的に取り組みEC物流革命にチャレンジしていく。また、今回の業務提携で「物流費などの価格」で競合会社よりもコストメリットを顧客に提供していくことにも合意している。
＜完全自動型の物流プラットフォームの提供を目指す（イメージ）＞
EC業界にもクラウド化、自動化の波が押し寄せている。「すでに大手モールを中心にフルフィルメントサービス（物流プラットフォーム）の時代に入っているが、マルチチャネルといわれる複数モール出店やD2C、定期通販、冷凍・冷蔵通販などにフィットしたEC全般に対応した独立系の本格的な物流プラットフォームはなかった」と同社。
今回の2社の協業により、大手モールのフルフィルメントサービスと同等レベルの本格的な完全自動型の物流プラットフォームの提供を目指す。
サイバーロジは、国内外に700か所以上あるSBSホールディングスの物流拠点を活用できるため、FBAやRSLに匹敵する規模の拡大が可能となる。また、SBSグループが24年春に開設する約3万3000m2に及ぶEC専用物流倉庫とも連携する予定だ。
なお、両社の「サイバーロジ協業」による特徴として1.自動出荷でECの非戦略業務からEC事業者を開放、2.大手物流会社の利用で高品質物流サービスをEC事業者に提供、3.倉庫と直接コンタクトで安心運用をEC事業者に提供、の3つをあげている。
