AnyMind Groupは10月11日、同社が提供する海外配送自動化プラットフォーム「AnyLogi」が、国際エクスプレスのリーディングカンパニー、DHLジャパンとAPI連携を開始すると発表した。同取り組みにより、ブランド企業やEC事業者は、手持ちのDHLアカウントをAnyLogiに連携することで、送り状やインボイスの自動発行が可能となる。
＜DHLとAPI連携開始＞
AnyLogiは、EC事業者を支援する海外配送自動化プラットフォーム。国内外のECカートや配送サービスと自動的に連携でき、ECサイト上で送料や関税を表示できる。また、配送サービスの送り状やインボイスの発行、集荷依頼など、すべての配送プロセスをプラットフォーム上で完結する。
同機能では、ShopifyなどのECカートから受注情報を自動で取り込む。また、Shopifyの決済ページに配送プランや関税額を直接表示することで、購入者が選択した配送プランを用いて自動で送り状の発行まで行うこともできる。
越境EC市場の着実な成長に伴い、海外発送ニーズの高まりに対応するため、日本全国でのインフラ整備・拡充が必要とされている。一方、日本から越境ECを行うブランド企業では、配送先国に最適で低コストな配送業者の選択ができていないことに加え、各受注情報を入力して送り状を発行するのに工数がかかるなどの課題があった。今回のAPI連携は、配送プロセスのさらなる効率化に向けた越境EC領域の支援機能強化の一環となる。
