資源エネルギー庁が12月28日に発表した11月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1236万kl(前年同月比0.5%増)で、5か月ぶりに前年を上回った。
輸入先国は量が多い順に、サウジアラビア(528万kl、18.1%増)、アラブ首長国連邦(465万kl、9.0%減)、クウェート(111万kl、3.6%減)、カタール(58万kl、7.0%減)、アメリカ(38万kl、前年同月実績なし)となった。
中東依存度は94.6%で、前年同月比0.8ポイント減と2か月連続で前年を下回った。
燃料油の生産は1162万kl(10.0%減)と7か月連続で前年を下回った。油種別にみると、ジェット燃料油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、A重油及びB・C重油は前年同月を下回った。
燃料油の在庫は994万kl(5.0%減)と9か月ぶりに前年を下回った。油種別にみると、灯油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、軽油、A重油は前年同月を下回った。
石油統計速報/4月の原油輸入量8.6%減、中東依存度95.6%