東急不動産は1月16日、全国各地に展開する物流施設「LOGI’Q(ロジック)」シリーズ最大の旗艦物件「LOGI’Q南茨木」が同月10日、大阪府茨木市に竣工したと発表した。延床面積16万m2超と同シリーズ最大規模となる。
＜「LOGI’Q南茨木」外観＞
＜竣工式テープカット＞
関西圏で配送効率の高い北摂エリアに立地し、名神高速道路「吹田IC」から約2.0km、近畿自動車道「北摂津IC」から約3.0kmと、インターチェンジへのアクセスもよい希少な立地。また、最寄りのJR京都線「千里丘駅」から徒歩9分と鉄道とのアクセスも良く、従業員の確保も期待できる。
＜広域図＞
同施設ではトラック通路とは別にテナント従業員が安全に徒歩移動できる外部歩廊を設け「歩車分離」を実現。大型マルチテナント物件として関西圏最小区画となる1239.67m2（375坪）の分割利用から、最大約1万9834.68m2（6000坪）の1フロアオペレーションまで、幅広いニーズに対応できる。
さらに低床倉庫、冷凍冷蔵対応倉庫、少量危険物対応倉庫、ローカル5G実装倉庫と多様なニーズに幅広く対応できることから、既に全体の約80％が成約がしているという。
建物内には休憩室・売店・シャワー室・礼拝室等の共用部アメニティを完備し、テナント従業員に快適な環境を提供。また、24時間対応の非常用発電機を設置し、BCPにも対応している。
＜「THE LODGE」（1階カフェテリア）＞
＜「THE SQUARE」（4階カフェテリア）＞
屋根上には、約4.8MWの発電能力を持つ「リエネLOGI’Q南茨木太陽光発電所」を設置した。発電した電力と、自社再エネ発電所由来のトラッキング付非化石証書を組み合わせることで、使用電力を100％再生可能エネルギーで賄う計画だ。また、発電所で発電した電力は近隣の自社商業施設「みのおキューズモール」へ自己託送する予定で、こうしたスキームによる送電は同社初となる。さらに、LOGI’Qシリーズでは初の「CASBEE」Sランク、「ZEB」など各種環境認証で最高評価を取得する予定だ。
■施設概要
名称：LOGI’Q南茨木
所在地：大阪府茨木市蔵垣内1-53
用途地域：工業地域
主要用途：倉庫（倉庫業を営む倉庫）
敷地面積：6万4509.91m2（1万9514.24坪）
延床面積：16万1538.67m2（4万8865.45坪）
建物構造：S造4階建
着工：2022年6月1日
竣工：2024年1月10日
設計施工：西松建設
事業主：合同会社ファンファーレ（土地SPC）、合同会社ユニーク（建物SPC）
コンストラクションマネジメント：山下PMC
トラックバース：336台
駐車場：普通自動車255台、トラック待機場21台（内、EV急速充電器3台）
バイク置き場：42台
駐輪場：156台
