フューチャーアーキテクトは3月4日、佐川グローバルロジスティクスにクラウド型WCS(倉庫制御システム)と、OCR(光学文字認識)機能を組み込んだWMS(倉庫管理システム)を導入するため、2月から両システムの開発を開始したと発表した。システムの稼働は2025年1月からを予定している。
WCSは、フューチャーアーキテクトが提供している物流DXプラットフォーム「Future LOGI」の一機能として開発。マテハン機器ごとに構築が必要な制御機能を標準化することで、スピーディーかつ柔軟な機器の入れ替や最新設備の導入を実現し、マテハン機器による省人化の取り組みが進むなかで、協調搬送ロボットを活用したソリューションなど、生産性向上のための新たな施策導入に対応する環境整備に寄与する。
また、WMSは、フューチャーグループのワイ・ディ・シーが提供するWMS「LogiStra」 に、フューチャーアーキテクトが独自に開発したOCRソリューション「FutureEdgeAI」を組み込んだものを提供。
サプライチェーンマネジメントに必要な機能を統合的に保有した物流システムプラットフォームとして物流業務を一元管理する「LogiStra」に、「Future EdgeAI」を組み込むことで、スマートフォンでの撮影からバーコード、賞味期限、ロット番号、ラベル・指示書等の読み取りを可能にし、入荷から出荷、棚卸管理までの一連の倉庫業務を効率化し、品質向上を実現する。
東京建物/冷凍・冷蔵、危険物倉庫等マルチ型の特殊倉庫開発に参入