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米国向け海上コンテナ貨物量/3月は1.0%減

2024年04月24日/調査・統計

デカルト・データマインは4月24日、米国税関・B/Lデータを基にまとめた日本発米国向け海上コンテナ貨物量の20フィートコンテナ換算の3月分統計データを発表した。

<日本発米国向けコンテナ貨物量(荷受地ベース)推移>
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<3月の貨物量>
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それによると、3月の日本発米国向け(往航・荷受地ベース)は5万4292TEU(前年同月比1.0%減)となった。

第3国へのトランシップ貨物は、1万7023TEU(18.7%減)で、2023年4月からの前年比マイナスが続いている。

TS率は31.4%で、こちらも2023年8月以降8か月連続で前年を下回っており、コロナ禍での海上輸送の混乱から落ち着きをとり戻してきている。

<日本発母船直航分・日本港別>
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アジア域内からの集荷貨物を含む、日本発母船積みベースは3万7305TEU(9.3%増)となった。このうち、海外からの集荷貨物は36TEUとなり、前年の256TEUから220TEU減少した。

日本母船積みベースの前年比は8か月連続で増加しており、TS率の減少に呼応する形となっている。

<日本荷受地ベース統計品目(HS Code)別貨物量推移>
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日本荷受貨物量を統計品目番号別にみると、農機・建機などを中心とした機械類が前年比で0.1%増、自動車などの車両類が14.0%増、タイヤを含むゴム類が17.1%減となっており、中でも自動車関連が1月以降2桁増と伸長が続いている。

なお、米国発日本向コンテナ貨物量(復航)の2月分については、米国税関からの復航基データの一部が2023年11月分以降更新されていないため、配信を延期している。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
Descartes Datamyne 清水 邦彦
Email:kshimizu@datamyne.jp
Phone:090-6509-2632
URL:https://www.datamyne.com/

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