東京都住宅供給公社(JKK東京)は6月25日、ライナフが提供する置き配サービス「スマート置き配」を、オートロック付きのエントランスがあるJKK住宅に導入すると発表した。
オートロックエントランスのあるJKK住宅では、これまでセキュリティの確保から置き配の利用が難しく、宅配ボックスの数にも限りがあることから、再配達となることがあった。
こうした課題解決と、再配達削減によるCO2排出量削減など社会課題の解決に貢献するため「スマート置き配」の導入を決めたという。今年6月以降、都内の6住宅(計1644戸)のJKK住宅において、順次試験的に導入する。その後、住民にアンケートなどを行い、効果を検証し、拡大を検討する。
<スマート置き配の仕組み>
「スマート置き配」は、スマートロック「NinjaEntrance(ニンジャエントランス)」を用いてオートロック付きマンションの共用エントランスの鍵をデジタル化することで、認証された配達員がオートロックを解錠できるようになり、受取側があらかじめ指定した場所に配達員が荷物を届けるサービス。
ライナフによると、スマート置き配は既に全国1万棟のオートロック付きマンションで導入されているという。