アイエヌホールディングスは7月16日開催の取締役会において、連結子会社で運送事業を展開するアイエヌラインの名古屋営業所(愛知県日進市)の移転に向けて、愛知県内に事務所兼倉庫用地を取得することを決議した。
目的は総合ロジスティクス事業の中京エリアでの拡大と、長距離幹線輸送におけるスイッチング拠点の確立。予定地の面積は9730m2、取得価格は2億4587万9000円となる予定。
福岡県に本社を置く同社グループでは、2024年問題への対策と輸送効率の向上を目的に「スイッチング輸送」に取り組み、強化している。
スイッチング輸送とは、長距離・長時間に及ぶ運行等において、運行途中の中継地等において他の運転者と乗務を交替するもの。
同社グループでは、複数のドライバーが1台の運転をリレーしながら担う方法と、トレーラー車で貨物車けん引するトラクターを交換する方法を実施している。
今年7月30日に契約を締結後、物件引き渡しは2025年6月30日となる予定。
■取得資産の概要
名称:名古屋営業所
用途:事務所兼倉庫用地
所在地:愛知県愛知郡東郷町大字諸輪字東諸輪
地目:田・山林
地積:9730m2
取得価額(予定):2億4587万9000円
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