シーアールイー(CRE)は8月21日、連結子会社であるCRE Asia Pte. Ltd.が出資するCella Management Pte. Ltd.(「Cella」)傘下のマネジメント会社であるPT.Cella Management Logistikが参画する第1号プロジェクトの「Cella Argya Logistik Warehouse」が2024年7月に竣工したと発表した。
プロジェクトのオープニングセレモニーは、同年8月15日に執り行われた。
西ジャワ州チカランに位置するプロジェクトは、大手多国籍物流企業向けに特別に設計された平屋建てのBTS型施設。2棟の倉庫で構成され、有効高14m、床荷重4t/m2となっており、インドネシアにおけるEC市場と物流の急成長に対応し、同社の事業拡張に資するよう設計されている。
主な特徴は、有効高14mにより、多様な保管ニーズやオペレーションに対応可能な広々としたスペースを確保した点や4t/平方メートル の床荷重により、重量物の保管が可能。自動スプリンクラーシステムを備え、安全性を確保した点を挙げている。
さらに、20台のドックレベラーで荷役作業を効率化。特注のラックやマテリアルハンドリングシステムを取り入れた柔軟なレイアウト。防犯カメラでの24時間監視によるセキュリティ体制と、継続的なオペレーションを支える水道、電気、インターネットの供給。環境に配慮し、敷地内に人感センサー付き照明や、ソーラーパネルを設置。壁面緑化、ジョギングコースを完備し、緑豊かな環境を実現した点だ。
なお、Cella Management Pte.Ltd.はCRE Asia Pte. Ltd.、NWP Property(CEO/Kevin Kow、本社/インドネシア・南ジャカルタ)及びBonny Setiawan氏の3者間にて設立した合弁会社。
NWP Propertyは、インドネシアにおいて最大かつ急成長中の地域密着型ショッピングモールと物流施設からなる消費者インフラプラットフォームの一つを実現してきた企業。ショッピングモールのポートフォリオは最大規模の独立したネットワークを形成しており、物流施設の拡大は技術革新やグローバル化による需要の伸びによって支えられている。2015年にWarburg PincusとPT City Retail Developments の合弁会社として設立されて以来急成長を遂げている。現在では商業施設と物流施設のプロジェクトを合わせて50棟以上保有し、総延床面積は100万m2を超えている。
■物件概要
施設名称:Cella Argya Logistik Warehouse
構造規模:鉄骨造 平屋建て2棟
敷地面積:約5万4500m2 (約1万6486坪)
賃貸面積:約4万m2 (約1万2100坪)
着工:2022年7月
竣工:2024年7月