日本郵船は10月21日、多摩美術大学との産学共同研究プロジェクト第2弾を10月から開始したと発表した。
日本郵船と多摩美術大学は2023年3月に産学共同研究契約を締結以後、プロジェクト第1弾として「KRAFT(長く使う)&LOOP(循環させる) ~船員のウェアデザイン~」をテーマに船員ユニフォーム開発プロジェクトを進めてきた。
今回はそれに続く第2弾で、同大の共創プロジェクト「すてるデザイン」との共同研究となっている。
学生参加型の授業プログラムの一環として、プロジェクト前半では、「働き甲斐、暮らしの喜びにつながるものは何か?」、「快適さとは何か?」、「心理的安全性や安定」また「ワクワクする気持ちは何からもたらされるか?」などについてリサーチと考察を重ねる。
プロジェクト後半では、船での暮らしの中にCozy(居心地の良さ)とComfy(快適さ)をもたらすため、船室のレイアウトや家具、照明、音環境など、船上空間のデザインに関する具体的なアイデアを創出していく。
プロジェクト期間は2024年10月15日から2025年7月31日までで、多摩美術大学生産デザイン学科プロダクト専攻の学部3年生および2年生の計13名が参加する予定だ。
日本郵船は今後も、多摩美術大学との共同研究を通して、船員のウェルビーイングの向上と働きがいのある職場環境づくりを目指す。