国土交通省は2月12日、引越時期の分散を呼び掛けていることを告知した。
例年、引越事業においては3月から4月にかけて依頼が集中するため、国土交通省では引越時期の分散に向けて経済団体等を通じて呼びかけを行っている。
引越時期の分散については、引越サービスの利用者にも大きなメリットがある。
例として、昨年に引越時期を最繁忙期から避けた利用者からは、「3月末の土日の引越と比べて、引越代金が安くなった」、「会社の従業員の引越に係るコストを抑えることができた」、「3月の最終週から引越時期をずらすことで、予約が取りやすくなった」との声が上がっている。
国土交通省では、引越時期の分散に向けて、経済団体等には「民間企業の異動時期分散化の検討要請」を、国土交通省職員の異動には「4月期の人事異動に伴う引越を行う職員のいわゆる“赴任期間”の活用」といった取組を実施する。
なお、トラック事業者の適正な引越運賃の収受に向けた標準的運賃の考慮を、上記のいずれに対しても併せて推奨していくとしている。