日清オイリオグループは2月27日、家庭用、業務用および加工用食用油の価格改定を、2025年4月1日納入分より実施すると発表した。
食用油を取り巻くコスト環境は、製造にかかわるエネルギー費や物流費、包材・資材費、人手不足の深刻化など、サプライチェーン全体でコストアップの影響が出ている。
これに加えて、世界的に旺盛な油脂需要やカナダ産菜種の油分低下などの複合要因の影響から非常に厳しい状況が続いている。
同社はこれまでもコスト削減に取り組んできたが、現在の価格水準ではコスト上昇分を吸収することが困難であるとして、今回の価格改定を実施するとしている。
■価格改定の内容
対象商品 | 価格改定率 (2024年12月末の販売価格比) |
家庭用食用油 | 7%~11% |
業務用食用油 加工用食用油バルク |
11%~19% |
はごろもフーズ/4月1日出荷分より価格改定、物流費の値上がりも響く