にんべんは2025年6月2日出荷分から順次、製品の価格改定を実施すると発表した。
生産国の天候不順や労働力不足、エネルギーコストの増加により原材料価格が高騰しているほか、物流コストの上昇や為替の円安傾向、生産労働人口の減少による人件費の上昇といった、複数の要因による製造コストの増加が続いている。
これまで同社は生産や調達の合理化によるコスト吸収を進めてきたが、自助努力だけでは主要コストをまかないきれない状況となったことから、今回の価格改定をせざるをえなくなったという。
対象はつゆの素など家庭用・業務用・百貨店向け液体調味料で、改定率は約6~7%程度(目安)となる。
■価格改定一覧
つゆの素類 約7%
たれ類 約7%
白だし類 約6%
※商品の規格等によって変動するため、アップ率は目安。
敷島製パン/パン類約1%~5%の値上げ、物流経費の高騰も影響