西日本鉄道国際物流事業本部(西鉄)は5月15日、持続可能な航空燃料(SAF)を利用することで、温室効果ガス削減の環境価値を顧客のサプライチェーンにおける温室効果ガス排出量削減に割り当てる航空輸送サービス「NNR GreenConnect」を5月から提供開始したと発表した。
<妥当性評価声明書交付式の様子。左から池田浩子 西鉄営業企画部長、 Nael Aoun 日本海事協会環境部プロジェクトマネージャー>
西鉄は2023年から、「サプライチェーン全体での脱炭素社会への貢献」を掲げ、グループ全体で取り組んでいる。新サービスを、航空輸送における排出量削減の切り札となるSAFの利用拡大につなげる考え。
顧客のSCOPE3カテゴリー4における温室効果ガス排出量削減を実現するため、日本海事協会から妥当性評価声明書の交付を受け、第三者検証済みの削減証書を西鉄から顧客宛に発行することもできるようになった。
西鉄は脱炭素化に向け、グローバルな物流サービスを通じサステナブルな社会システムの構築に貢献したいとしている。