栃木県足利市と両毛丸善、NEXT DELIVERYは10月8日、地域課題解決手段としてのドローン等による物流(新スマート物流)の可能性について研究を行うため相互に協力することを確認し、覚書を締結した。
<左から、両毛丸善 河内覚 代表取締役、足利市 早川尚秀 市長、NEXTDELIVERY 田路圭輔 代表取締役>
覚書は地域課題解決を目的に、足利市内における新スマート物流の社会実験を共同で推進することを確認したもの。
両毛丸善は足利市に拠点を置く総合エネルギー・サービス企業で、4年前からドローン事業の準備を開始、専門部署を立ち上げて事業化している。今回の提携により運送事業者やドローンの確保、輸送業務などを担う。
3者は相互に協力し、ドローン等を活用した新たな物流拠点整備に取り組み、地域住民の生活利便性向上や災害時の緊急輸送体制強化を目指す。
具体的には、中山間地域等の物流困難地域における物資輸送や、災害発生時におけるドローンを活用した緊急物資輸送ルートの検証などを行う。
足利市の早川市長は「この官民連携の新たな形が、今後の地域課題解決のモデルケースとなることを大いに期待している」とコメントしている。
NEXT DELIVERY/山梨県の条件不利地で共同配送、先進技術賞受賞