CREは10月30日、賃貸倉庫の市場動向をまとめた「倉庫・物流不動産 マーケットレポート(β版)Ver. 202509」を発行した。
レポートは賃貸大型倉庫(1万m2)を中心に、首都圏、関西圏、中部圏、九州圏の市場動向をまとめたもの。また、約1300物件、約48万坪(2025年7月末時点)のマスターリース物件の管理運営を行っている同社ならではのデータベースをもとに、賃貸中小型倉庫(1000坪未満/同社管理のみ)の情報も掲載している。
それによると、首都圏の大型倉庫は供給が続く中、旺盛な既存需要が空室率の減少をけん引。空室率9.87%(前Q比-0.16pt)だった。
関西圏の大型倉庫も、旺盛な需要が市場を支え、空室率は減少。空室率4.99%(前Q比-0.23pt)だった。
中部圏の大型倉庫も、既存物件に対する旺盛な需要により、空室率は減少。空室率16.95%(前Q比-3.20pt)になった。
九州圏の大型倉庫では、新規供給の未消化により、空室率は1年ぶりに増加。空室率9.99%(前Q比+5.15pt)と、唯一 空室率が増加した地域となった。
なお、首都圏の中小型倉庫も、堅調な需要継続により、空室率は減少。空室率0.99%(前Q比-0.42pt)となった。
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