日本貨物鉄道(JR貨物)が11月20日に公表した10月分の輸送動向によると、輸送実績はコンテナが181万4000トン(前年同月比2.5%増)、車扱が71万1000トン(2.5%増)で、合計252万5000トン(2.5%増)だった。
<10月のコンテナ輸送量>
| 輸送実績 | |||
| コンテナ | 車扱 | 合計 | |
| 実績(千トン) | 1,814 | 711 | 2,525 |
| 前年比(%) | 102.5 | 102.5 | 102.5 |
概況としては、消費者物価の上昇が続いているものの、個人消費には持ち直しの動きが見られ、緩やかな回復基調が続いている。
コンテナは、エコ関連物資が中央新幹線建設工事に伴う発生土の運搬により前年を上回ったほか、自動車部品は一部顧客の増送が続いたことにより、増送となった。積合せ貨物は、将来的なドライバー不足を見越した鉄道シフトで前年を上回った。
車扱は、石油が、全国的に前年より気温が低く推移したことから灯油を中心に増送となり、前年を上回った。
