太陽ホールディングスの子会社で医療・医薬品事業を担う太陽ファルマは4月23日、タイにあるTAIYO Pharma Asia(太陽ファルマ アジア)に新工場を建設し、竣工式を行った。
タイと日本の医薬品製造管理・品質管理基準を順守し、日本品質に適合する自動外観検査機や包装機を導入。2026年12月に稼働する。
日本国内では、人手不足を主因とした生産キャパシティの不足により、医薬品の製造が一部滞っている。その結果、解熱鎮痛薬や鎮咳薬、去痰薬など、必要性の高い医薬品の供給不足が深刻になっている。
一方、アジア地域では生産余力はあるものの、日本市場で求められる高い外観品質基準を満たす必要があった。
そこで、日本向け医薬品の外観検査、包装、輸出事業を担う太陽ファルマアジアを東南アジアの中央に位置するタイに設立。太陽ホールディングスの医療・医薬品事業における初の海外拠点として、供給不足の解消を目指す。
■新工場の概要
所在地:999/34 Moo 15 Bangsaotong Sub-District, Bangsaotong District, Samutprakarn Province, Thailand
延床面積:2592m2
構造:鉄骨造2階建
竣工:2025年4月23日
稼働:2026年12月(予定)
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