国際複合一貫輸送業のフライングフィッシュは5月27日、近年輸出量が増加しているベトナムから日本への水産品や同加工品、生鮮食材などの貨物を、ワンストップで、少量単位での利用も可能な「リーファー(冷凍定温)混載便」のテスト輸送を開始すると発表した。
冷凍食材などを低温で、少量単位でも割安でワンストップ輸送する。「1パレットだけ少量で輸入したい」「少しでも輸送費用を抑えたい」「商品の品質は維持したい」といったニーズに対応する。
特徴は、マイナス20℃~マイナス18℃の冷凍温度帯で、鮮魚、精肉、野菜や果物など冷凍加工品輸送に適している。
日本側で必要な通関書類もベトナム側でサポート。日本到着時に滞りなく通関出来るよう、ベトナム側で顧客に必要な情報を提供する。
輸出加工企業(Export Processing Enterprises: EPE)への対応では、ベトナムでは輸出専用の加工貿易も発展しており、これらの企業からの貨物にも対応している。流通付帯作業についても取扱う。輸送に必要な貨物へのラベル貼りや梱包、詰め替えと言った付帯作業も手配も可能だ。
サービスの流れは、「6月下旬:ホーチミンの保税冷凍倉庫荷受け開始、ホーチミン港への搬入」、「7月2日:ホーチミン港を出港予定」、「7月中旬:横浜港にて陸揚げ~川崎の保税冷凍倉庫へ搬入、貨物引渡し」となる。
フライングフィッシュ/ホーチミン発、横浜向けのリーファー混載のテスト輸送