阪急阪神不動産は5月28日、物流施設「ロジスタ京都伏見」の新築工事に着手したと発表した。竣工は2026年7月末の予定。
アクセスは、名神高速道路「京都南IC」まで約5.9km、第二京阪道路「伏見IC」まで約6.4kmの地点に立地し、高速道路へのアクセスが良好で、関西圏をはじめとする広域への配送が可能。物流施設としてまとまった用地の確保が難しい京都市内に位置し、四条河原町まで約12kmの地点にあり、京都市中心部への配送拠点としても優れた立地。
倉庫部分は床荷重1.5t/m2、各階の天井有効高5.5mを有し、さらに標準の柱間隔11.6m×11.3mを確保した汎用性の高い空間。また、高スペックの荷物用エレベーター(W4.5m×L3.5m)と垂直搬送機(かご車・パレット兼用)を1基ずつ設置しており、効率的な縦搬送が可能だ。
<京都産の杉を用いた天然木ルーバーを採用したエントランス(イメージ)>
1階のトラックバースは、車両保管場所として車庫証明が取得でき、駐車場としても利用が可能であるため、トラックを保有する事業者の多様なテナントニーズにも対応可能。共用部には、従業員用のラウンジやトラックドライバー用の休憩室などを設けることで、施設で働く人々の利便性や快適性の向上を図っている。
環境への配慮面では、屋上に太陽光パネルを実装し、発電した電力を自家消費するとともに、敷地内の駐車場には電気自動車の充電設備を設置。あわせて、LEDによる館内照明、高効率な空調設備を採用することで、ZEB Readyの環境認証を取得予定だ。エントランスには、京都産の杉を用いた天然木ルーバーを採用し、「木材の地産地消」に寄与する取組を行う。
■概要
所在地:京都府京都市伏見区久我西出町7-4他
交通:名神高速道路「京都南IC」約5.9km
第二京阪道路「伏見IC」約6.4km
敷地面積:約5000m2(約1500坪)
延床面積:約1万1100m2(約3400坪)
構造規模:S造・地上4階
施設タイプ:ボックスタイプ
※地上階に設置された荷物輸送トラックがバースに接車し、垂直搬送機等を使って2階以上のフロアに荷物等を搬送する物流施設のこと。
設計・施工:淺沼組
竣工:2026年7月末(予定)
三井不動産/都心から1時間以内の三郷IC近接地に4.68万m2の物流施設を着工