自動車照明器や電子装置・部品等を製造・販売する小糸製作所は5月27日、自社開発した国産3D-LiDARを使用した移動体検知システム「イルミエル」 を発売した。
同システムにより人や車の「動き」を正確に把握・データ化することで、安全支援や物流問題など、様々な課題解決に役立てることができる。
特徴は、対象物(人、自動車、トラック等)を長距離・広範囲に検知し識別できること。AI学習に頼らない3D測定で、高精度な位置情報取得が可能だ。
例えば、物流施設における待機トラックへの入退場や、荷下ろし作業時間管理での遅延フォローなどにも使用できる。
検知したい複雑なエリアが指定できるのもポイント。AIカメラが苦手とする重なり(遠近)にも対応でき、個人を特定せずプライバシーを保護することも可能だ。
■イルミエル紹介動画
豊田合成/スマホの3Dセンサ活用でトラックの積載量算出を効率化