シスメックスは6月26日、中南米の事業拡大と中長期的な製品供給体制の強化を目的として、ブラジルの診断薬生産工場を同州内で移転・拡張することを決定したと発表した。
同社の海外生産拠点では最大の敷地面積であり、成長著しい中南米市場への安定的な製品供給を目指す。
5万2300m2の敷地面積に、現在複数拠点に所在している診断薬生産・物流・技術サービス機能を統合して展開する。米国の診断薬生産工場の有事発生時においても、速やかなバックアップを可能とするBCP機能の強化を目指す。
これらの取り組みを通じて、シスメックスは持続可能な社会の実現と、地域医療の発展に貢献していくとしている。
■新拠点の概要
所在地 : ブラジル パラナ州 サン・ジョゼ・ドス・ピニャイス市
敷地面積 : 5万2300m2
機能 : 診断薬生産、物流、技術サービス等
稼働時期 : 2027年度内を予定
生産品目 : 診断薬
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