トレードワルツは4月7日、ブラジルで貿易手続きの電子化・一元管理を可能にするプラットフォームを運営するNTT DATA Business Solutions AG社と覚書を締結したと発表した。
南米で最も多く日本企業が進出するブラジルで、貿易プラットフォームの展開可能性を調査し、ユースケース創出に向けた協力を始める。
従来の紙ベースの貿易手続きは、コスト増や業務負担の原因となることから、電子化が進んでいる。貿易プラットフォームの活用はその一環で、情報の可視化やデータの透明性向上、リスク管理の高度化、サプライチェーンの最適化を目指す。
トレードワルツとNTT DATA Business Solutionsが行う調査では、政府機関や日・ブラジル企業に対し、現行の貿易手続きの課題や電子化への期待感などヒアリングし、貿易プラットフォーム事業化の可能性をさぐる。
可能性が確認できれば、両社のプラットフォームを連携させ、日・ブラジル間の貿易促進と市場拡大につなげたいという。
＜記念撮影。首相官邸ホームページより提供＞
なお、今回の覚書は、ルーラ・ブラジル大統領が国賓として訪日する機会を捉え、3月26日に東京で開催された「日・ブラジル経済フォーラム」の中で取り上げられたもの。両国首脳とともに記念撮影が行われた。
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