西久大運輸倉庫(本社:福岡県)は7月14日、第26回「物流環境大賞」(主催:日本物流団体連合会)において奨励賞を受賞したと発表した。
同社は、佐川急便と再春館製薬所が連携し推進した、鉄道輸送へのモーダルシフトの取組に参画。
再春館製薬所の熊本工場から神奈川県エリアへの長距離輸送において、CO2排出量の削減や省人化、輸送品質の維持といった複数の課題に対応するため、JR貨物の12フィートコンテナを活用した鉄道輸送スキームを構築した。
このなかで同社は、佐川急便とともに再春館製薬所との協議に参加し、提案から試算・見積りまでを担当。鉄道コンテナの積載設計や現地集荷、JR貨物との輸送枠調整など、導入以降も継続して通運業務全般を継続して担っている。
これによりCO2排出量を約78%削減(年間)。また10tトラックの貨物を12フィート鉄道コンテナへモーダルシフトする場合、3個以上のコンテナが必要となるケースもあるが、積載方法の工夫によりコンテナ2個での輸送を可能とした。
さらに異常気象にも対応可能な断熱コンテナを活用することで、品質維持も図っている。
日本梱包運輸倉庫/タイヤ等自動車関連輸送で物流環境大賞の「奨励賞」受賞