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商船三井/ブラジル沖でCTV船普及へ シェル社、トタル社と三者間契約

2025年08月26日/IT・機器

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商船三井は8月26日、子会社SeaLoadingが保有しTotalEnergies EP Brasil向けに運航しているカーゴ・トランスファー・ベッセル(CTV)について、Shell Brasil Petróleo向けに使用することを許可する三者間契約を締結したと発表した。

<CTV船「SeaLoader 1」>20250826mol - 商船三井/ブラジル沖でCTV船普及へ シェル社、トタル社と三者間契約

CTV「SeaLoader 1(シーローダー ワン)」は、ブラジル沖サントス盆地に位置するFPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)で生産された原油をタンカーへ移送するために、TotalEnergiesに用船されている。

今回の契約により、Shellも「SeaLoader 1」を同社の貨物の積み出しに使用できることになった。

FPSOで海底から生産された原油は、原油タンカーで需要地まで輸送するが、通常の原油タンカーは船体が波や風で揺れてしまうため、EPSOから直接原油を受け取ることができない。

定点保持機能を持つシャトルタンカーが一度原油を受け取り、船から船へ積み荷を移せる平穏な海域まで輸送し、原油タンカーへ再度積み替えるオペレーションを行うのが通常だ。

一方、CTVは、FPSOと原油タンカーの間に接続でき、直接原油を積み替えられる。

商船三井グループは、従来のシャトルタンカーによる原油転送時に比べCO2排出量とコストを大幅に削減できるCTVの普及を目指している。

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