大塚グループの物流を担う大塚倉庫は12月23日、三甲パレットレンタル(SPR)および医薬品メーカー10社とともに、東京都内で開催された「令和7年度 グリーン物流パートナーシップ会議 物流パートナーシップ優良事業者表彰」で、物流DX・標準化表彰を受賞した。
<表彰式の様子>
医薬品物流においては、これまで各社独自の自社パレット運用しており非効率となっていたが、標準化されたレンタルパレットを共同利用するプラットフォームを、SPRほかメーカー各社と構築したことが評価されたという。
<今回採用したSPRレンタルパレット(11型)>
レンタルパレットの共同利用より、全国の最寄りデポへの返却が可能となり、CO2排出量を97.3%削減。トラック運行時間を年間1750時間削減するなどドライバーの労働負荷軽減にもつながっている。
また導入したレンタルパレットにはRFIDとQRコードが標準搭載されており、物流DXによる安全で確実なトレーサビリティを実現した。
大塚グループでは、こうした取り組みをモデルケースとして、今後協働範囲を拡大し、医薬品業界全体でのパレット共同利用プラットフォームの構築を目指すとしている。
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