Hacobuは3月30日、豊田通商と、タイ国での遊休中のトラック車両を利用した車両シェアリングの実証実験を2018年前半中に開始すると発表した。
豊田通商グループはタイ国での企業間物流の豊富な実績があり、Hacobuは豊田通商グループと連携しながら、企業間物流の領域を中心に、ミッションである「運ぶを最適化する」の実現に向けて、ASEAN地域への展開に取り組む。
取り組みの概要は、Hacobuが日本で展開しているオンライン求車プラットフォーム「MOVO(ムーボ)」をベースとしたソリューションを、豊田通商グループのリソースを活用しながら、18年前半より実証実験を行う。
Hacobuが、 MOVOをベースとしたクラウドベースのオンライン求車機能の国際対応版をタイ国にて提供。豊田通商のタイ国連結法人であるTTK Asia Transport (Thailand)(TTKAT)が運用するトラックを、プラットフォームに登録する。
バンコク地域周辺のメーカー、物流事業者等を荷主としてプラットフォームに登録する。荷主が配送案件を登録し、TTKATの空きトラックと関連するビジネスパートナーのトラックとマッチングさせ、荷物を運ぶ。
Hacobuは、この実証実験を成功させ、タイを起点として、豊田通商グループと共に、物流情報プラットフォームをASEAN全域に拡大していくことを企図している。
製造業をはじめとするBtoB物流のユーザーに対して、物流情報のデジタル化を支援し、ビッグデータを用いた最適化の実現を図っていきたいと考えている。
サービスの範囲も、今回実証実験を開始するオンライン求車(配送マッチング)に留まらず、日本でHacobuが提供しているサービスの横展開や、 ASEAN地域を対象とした新たなサービスの開発も柔軟に行っていく。
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