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米国/日本発の邦船3社合計シエアは40%から43%に

2012年03月12日/調査・統計

Zepol(ゼポ)は3月1日、2011年アジア10か国の米国海上コンテナ輸入実績の内、邦船シエアが高い日本とASEAN3か国(シンガポール、ベトナム、タイ)を取り上げて、船社とNVOCC取扱量シェアのランキングを発表した。

日本発では、東日本大震災の影響下で全体は2.4%減少、外船5社がシェアを下げる中で邦船3社の合計シェアは40%から43%と3%増加した。

NVOCCの取扱量が22%から30%を超えて他の地域と同じレベルに。NVOCCの会社数は約260社で、上位10社で60%を占める。前年4位の海外最大手は6位に後退した。

シンガポール発では、全体TEUが前年比9.3%減の中で、邦船3社合計も8.4%減であったが、合計シェアは21%を維持した。NVOCC上位3社に対して、4位以下の入れ替えが起きて、2010年には7位、8位を占めた日本勢が10位以下に後退した。

ベトナム発は全体のTEUが前比32.5%と10か国の中で最大の伸びを示し、邦船3社も27%増と伸び、1社が上位3社間のトップ争いで1位になった。NVOCC社数は3年前の120社から200社に増加、取扱シェアも33.8%と高い。上位5社までを占める大手の顔ぶれは変わらないが、6位以下では変化があり、2010年に8位であった日本勢は10位以下に後退した。

タイ発では、洪水被害の影響下、全体TEUの前年比は横ばいの中で、邦船3社合計の伸びは27%、シエアも3社合計で36.7%と日本発に次ぐ高さだった。NVOCC第1位のシェアが1社だけで30%と大きく、上位5社で50.6%、10社で62.4%を占める中で、日本勢1社が12位から6位に躍進した。

問い合わせ
Zepol Japan
南石正和
mnasneki@zepol.jp

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