積水化学工業は7月10日、三菱樹脂の管材事業を譲受けることで合意した。
三菱樹脂とは、2002年に共同出資による生産統括会社を設立し、製品仕様の統一や生産拠点の相互活用、共同配送実施等の協業を実施していた。
今後想定される市場環境の変化や世界との競争に対応すべく、さらなる経営効率化や付加価値向上を図る必要があると考えたもの。
譲受に伴い、積水化学は、管材を中心とする基盤事業の収益力を強化するとともに、経営資源を国内ストック事業や海外包括事業へシフトし、持続的な成長を目指す。
譲受ける資産を活用し、取扱量アップによる原材料調達力の向上、生産・物流など徹底したコスト効率化の追求を進める。
新たな営業接点・経営資源によるバリューチェーンビジネス・総合力展開の拡大、リサイクル成型など要素技術活用による新展開、優れたプラスチック加工技術を活用した世界展開を行う。
Hacobu/物流費サプライチェーン全体で負担を、実証実験で見解