日本郵船と伊藤忠商事は6月12日、ブラジル沖BM-S-11コンソーシアム向けに投入したFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)が6月6日に原油生産を開始したと発表した。
FPSOは、日本郵船と伊藤忠商事が出資して設立した合弁会社(日本郵船59.32%、伊藤忠商事40.68%)が、SBM Offshore社(オランダ)、Queiroz Galvao Oleo e Gas社(ブラジル)と共同で設立した合弁会社によって保有し、開発オペレーターであるペトロブラス社に対し20年間の長期用船ならびに操業を請け負うオペレーション・サービスを提供する。
■FPSO概要
原油生産能力:12万バレル/日
ガス生産能力:500万立方メートル/日
原油貯蔵能力:160万バレル
水注入処理能力:15万バレル
係留方式:スプレッド・ムアリング方式