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キヤノンITS/新日鉄住金化学に共通基幹業務システムを再構築

2013年12月18日/SCM・経営

キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)と東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)は12月18日、新日鉄住金化学が、B-EN-Gの生産管理パッケージ「MCFrame XA(エムシーフレーム エックスエー)生産管理・販売物流・原価管理」をグループ会社4社向けの共通業務基盤システムとして採用し、稼動開始したと発表した。

導入先のグループ会社は、製鉄化学事業本部と機能材料事業本部関連の企業で、新日鉄住金グループの化学事業分野を担う国内の中核企業として幅広い分野に事業を展開している。

このシステムの導入は2期に分かれ、ステップ1は2013年4月に導入が完了し、現在は2014年4月稼動開始を目指し、ステップ2の導入作業中。

システムは、キヤノンITSとB-EN-Gが共同で提案を行った結果、新日鉄住金化学に採用され、導入に当たってはコンサルティングフェーズを含め、企画・設計・開発・保守までを一貫してキヤノンITSが担当している。

ステップ1として、事業規模が大きく、システム化のニーズも高い、エスパネックス、エスファイン、シーケムの3事業を先行モデルとして要件整理を行い、大きな業務についてのシステム単位でのモデル化検討と統合マスタの共通化を実施の上、MCFrame XAベースの「生産管理、販売管理・原料購買システム」を開発した。

ステップ1完了後の効果は、受注・在庫・生産状況のリアルタイムな把握、リードタイムの短縮と在庫圧縮、品質とトレーサビリティの向上、生産計画の迅速化となって現れた。

現在は、ステップ2として、ステップ1で対象となった3事業部に加え、一部を除く全事業部への「生産管理、販売管理・原料購買システム」と「原価管理・物流管理システム」の導入が進行中で、2014年4月の稼動開始を予定している。

このシステム再構築には、情報活用系システムとしてデータベースやBI(ビジネス・インテリジェンス)、会計系システムも含まれており、データの一元化と可視化による業務スタイルの変革を目指している。

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