住友電気工業と日立造船は4月7日、電解型バラスト水処理装置「ECOMARINE-EC」を共同開発し、国際海事機関の定める基本承認(BA)を取得したと発表した。
両社は、2012年12月にエコマリン技術研究組合を設立し、住友電工のフィルター技術と日立造船が有する電解技術と舶用事業での知見を最大限に融合させ、環境への負荷が少ない低消費電力で高性能な電解型バラスト水処理装置「ECOMARINE-EC」(定格処理量500m3/h)を開発してきたもの。
装置は、5月から実船での船上試験を行うことが決定しており、来夏にIMOのG9最終承認(FA)を取得し、来秋には国土交通省の型式承認取得を目指している。