丸運が7月30日に発表した2015年3月期の第1四半期決算は、売上高114億9200万円(前年同期比2.6%減)、営業損失8500万円(前期は8300万円の営業損失)、経常損失4000万円(前期は4900万円の経常損失)、当期損失4600万円(前期は1億円の当期損失)となった。
主力である一般貨物の輸送・倉庫事業は、成熟してきた羽田京浜物流センターの取扱量増加があったものの、駆け込み需要の反動等もあり、全体として貨物取扱量はほぼ前年並みとなった。
鉄道利用運送は、トラックの乗務員不足を背景に鉄道利用の新規顧客開拓が進んでおり、貨物取扱量は増加した。
流通貨物部門では、低温物流共同配送事業は顧客開拓が進んでいるものの、上昇する運賃・人件費に対して、効率的な共同配送の仕組みの運用及び人時生産性の改善等について計画通りに進展させることができなかった。
通期は、売上高489億円(0.1%増)、営業利益10億円(315.0%増)、経常利益10億円(161.2%増)、当期利益6億4000万円(1.4%増)の見通し。
福山通運 決算/4~6月の売上高2.9%増、営業利益25.9%減