住友倉庫が5月12日に発表した2015年3月期決算によると、売上高1747億3800万円(前年同期比6.0%増)、営業利益93億6800万円(3.4%減)、経常利益108億5900万円(2.4%減)、当期利益71億3300万円(14.6%増)となった。
倉庫業では、文書等情報記録媒体を中心に貨物保管残高が堅調に推移したものの、一部配送センター業務の取扱いが終了したことにより、倉庫売上高は226億4700万円(0.1%減)となった。
港湾運送業では、コンテナ荷捌は概ね前期並みに推移するとともに、一般荷捌は輸出貨物、輸入貨物ともに前期を上回る取扱いとなったことから、港湾運送売上高は374億4500万円(2.4%増)となった。
国際輸送業では、プロジェクト輸送の取扱いが好調であったほか、一貫輸送も東南アジア及び欧州関連を中心に取扱いが回復し、また、為替相場が前期に比べ円安となったことから、国際輸送売上高は372億4500万円(13.8%増)となった。
陸上運送業及びその他の業務では、陸上運送収入が減収となったことから、陸上運送ほか売上高は382億4600万円(1.1%減)となった。
物流事業の売上高は1355億8500万円(3.8%増)となり、営業利益は90億8500万円(8.1%増)。
海運事業は、北米向けコンテナ貨物及び中国向け林産品の取扱いが前期を上回ったほか、一層の円安の進行も寄与して、売上高は311億1300万円(18.2%増)となった。営業利益は、燃料油価格の低下に加え間接経費の削減に努めたことから、6億3600万円(13.6%増)。
来期は、売上高1770億円(1.3%増)、営業利益105億円(12.1%増)、経常利益118億円(8.7%増)、当期利益72億円(0.9%増)を見込んでいる。
ハマキョウ 決算/3月期の売上高6.6%増、営業利益8.8%増