ANAホールディングスが10月28日に発表した2016年3月期第2四半期決算によると、国際線貨物収入は583億円(前年同期比2.4%減)、国内線貨物収入は155億円(3.7%減)となった。
国際線貨物は、アジア発北米向けの自動車関連部品等の三国間輸送貨物や沖縄貨物ハブを活用したエクスプレス貨物を取り込んだ。
8月からルフトハンザカーゴAGとの航空貨物共同事業(ジョイントベンチャー)の対象に欧州発日本向けの一部路線を追加した他、9月より成田-バンコク-ジャカルタ-成田線を新規開設し、需要の取り込みに努めた。
しかし、日本発貨物や、円安の影響を受けた欧米発日本向け貨物が伸び悩んだこと等から、輸送重量・収入ともに前年同期を下回った。
国内線貨物は、航空貨物需要が伸び悩むなか、4月から予約販売システムを導入し、貨物代理店へ空きスペース情報をリアルタイムに提供することで、需要の取り込みに努めた。
また、7月以降の旅客便の増便に合わせた需要の取り込みをはかったが、円安の影響により国際線から転送される貨物が減少したこと等から、輸送重量・収入ともに前年同期を下回った。
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