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グッドマン/ポール・マクギャリーCEO トップインタビュー

2016年05月27日/物流最前線

立地の良し悪しがすべてを決める

―― グッドマンビジネスパークステージ1(イースト)のリーシングが好調と聞きました。
マクギャリー グッドマンビジネスパークステージ1は4月の頭に竣工し、その6週間後にほぼ入居者が決まりました。正確には95%ですが、近々100%になる予定です。すでにステージ2もこの勢いを持続させて、賃貸交渉が進んでいます。これは、ステージ1の契約に間に合わなかった顧客がステージ2に興味を持ってもらっているからです。

―― 入居企業は。
マクギャリー 契約いただいた企業は国内大手物流企業のSBSロジコム、ドラッグストアチェーンの国内最大手ウエルシア薬局、総合物流サービスのナカノ商会、中国のクロスボーダーサプライチェーン企業Dolphin Supply Chain、アメリカに本社を持つグローバルフットウェア&アパレル企業のSkechers Japan G.Kとなっています。

―― 市場は物流施設の供給過多で空室率もアップしていますが。
マクギャリー そのように私も聞いています。なぜ、市場環境も厳しく、競合他社が多い中で、スピードリーシングできたか、これはグッドマンの差別化戦略が成功したものと思っています。第一番目のポイントは立地(ロケーション)です。この立地の選定は賃料と人手確保に決定的な影響力があります。

―― このエリアに決定した理由は。
マクギャリー もともとこの土地は物流エリアではありません。この土地を選択したのは、顧客の要望、ニーズを徹底的に聞いたからです。その中で、最も多かったのが労働力不足、人手集めについてのご苦労です。そこで、近くに労働力人口が集積する場所からこの土地を選択したわけです。かつては農地が広がる場所で、価格も広大な土地を購入することで、ボリューム効果が出ました。魅力的な価格で土地を購入できたため、魅力的な賃料のオファーが可能となり結果として早期のリーシングが実現できたと思います。当初は、広大な土地を購入するわけですから、当然大きなリスクはありました。しかし、十分にリサーチしていましたので、この判断が正しいと信じていました。

―― 入居企業はこのロケーションで選ばれたと。
マクギャリー 実際、ある入居企業の1社は、全国で物流施設の従業員を募集していましたが、最も集めやすかったのが、ここだと話していました。やはり労働力人口の集積地が近くにあり、雇用の過当競争が起こっていない地域でないと、人手確保は困難なようです。

<4階アメニティ>
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<4階女子トイレ>
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