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グッドマン/ポール・マクギャリーCEO トップインタビュー

2016年05月27日/物流最前線

アメニティ充実は人が働きたくなる環境づくり

―― グッドマンの物件はアメニティ関係が充実していると聞きます。
マクギャリー スピードリーシングの要因はこのアメニティの充実とデザイン性の良さもあったと思います。先ほどの従業員募集についても、パートさんの評判が非常に良かったと聞きます。ある入居企業のトップが女性だったのですが、一番最初にトイレを見学しました。女性を多く雇用する企業には、快適で清潔だけではなく優れたデザインを持つトイレは必需です。もちろん男性にもですが。

―― トイレを含め、ドライバー休憩所やカフェテリアなど、ちょっとしたデザインの工夫をしています。
マクギャリー 利便性、快適性とともに、少しでも楽しんでもらえればというちょっとした遊び心もあります。デザイン面で楽しんでもらえるように、自然の風景などの写真も飾っていますし、細かいアイデア、工夫を凝らしています。オープンテラスなども、以前よりかなり大規模に拡大しています。これは、グッドマン堺でも採用しているのですが、雨を防ぐ屋根もなく、冬は寒くて、夏は暑くて誰も利用しないと言われていたのですが、今や人気ゾーンになっていて、従業員の好評を得ています。当初は、そこまでコストをかけてやる必要があるのか、という意見が多くありましたが、顧客の声から実現したものです。

―― アメニティー競争が激化しているように感じます。コストがかかるのでは。
マクギャリー 確かに他社もアメニティーに力を入れ始めているようですが、当社は常に一歩先を行くクオリティとデザイン性を追求していくつもりです。もちろんコストはかかります。しかし、賃料に反映することはありません。なぜなら、グッドマンのビジネスは長期的に物件を保有し、長期にわたって顧客と接することを望んでいるからです。アメニティの充実やユニークさは物件の付加価値を高めるもので、これはグッドマンの投資なのです。決して短期的な利益を求めることではありません。アメニティの充実はまさに、グッドマン堺から始まり、その後の物件に引き継がれ、更なる工夫を図りより良い施設になるように目指しています。物件の基本的な構造は一番大切な要素ですが、同様にアメニティ部分の「見た目、使い勝手」といった部分も重要なのです。以前のような3Kの職場で働きたい人なんていませんからね。働きたくなるような、オフィスや高級マンション、ホテルのような感覚のデザイン要素もどんどん取り入れていきたいですね。

<ドライバー休憩室>
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<4階屋外テラス>
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<30台の自転車を装備>
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<エレベータ横に風景の写真を掲示>
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