川崎近海汽船は9月4日、RORO船による清水-大分航路について、デイリー化を来年3月から開始すると発表した。
同航路は、昨年10月に開設し、北王丸1隻による隔日運航からスタートしたが、 来年3月から勇王丸との2隻体制によるデイリー運航(日曜を除く)に増便する。
このため、首都圏・甲信/九州全域のRORO船による、毎日の3日目配送が実現する。
今後ますます顕在化するトラックドライバー不足に対応し、モーダルシフトの受け皿となると見込んでいる。
さらに、週1便常陸那珂に寄港することで、これまで常陸那珂-北九州航路で行っていた 北関東⇔九州間、北海道⇔九州間の輸送はもとより、 北海道⇔中部間、北関東⇔中部間の海上輸送という新たな海上輸送ルートの開拓を目指す。
なお、対象となるRORO船は、北王丸が12mシャーシ160台、乗用車100台、ドライバー室12名、勇王丸は12mシャーシ108台、乗用車36台、ドライバー室12名。
変更となる寄港地は、北王丸、勇王丸は茨城(常陸那珂)港・清水港・大分港間での運航とし、それに伴い北九州(日明)港への寄港は休止する。
国交省/中・長距離フェリー、RORO船、内航コンテナ船の積載率動向(2024年4~6月)