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ZOZOTOWN/物流費58.9%増の141億円

2018年05月03日/決算

スタートトゥデイが4月27日に発表した2018年3月期決算で物流費(荷造運賃)が前年同期比58.9%増の141億円となった。

客の支払い配送料を、2017年10月より1か月間、送料自由(お客様にお支払い頂く送料を決めて頂く)の施策を実施し、11月からは送料一律200円(税込)と、送料ポリシーを変更した。

2017年10月以前の送料ポリシーは、注文金額(税込)が4,999円以上で送料無料、4,999円未満は399円(税込)だった。

配送運賃の変更に伴い、物流費(対商品取扱高)が5.2%と前年同期と比較して1.0ポイント上昇した。

プライベートブランドにかかる業務委託費と物流拠点増加に伴う庫内オペレーションにかかる業務委託費が増加したことに伴い、業務委託費(対商品取扱高)が2.8%と前年同期と比較して1.0ポイント上昇、一方でプロモーション関連費用(対商品取扱高)は1.6%と前年同期と比較して1.1ポイント低下したことによるもの。

今後の見通しで、販売費及び一般管理費率(対商品取扱高)は上昇を見込んでいる。

要因としては「ZOZOSUIT」の配布コストをプロモーション関連費用とすることと、物流費の増加が翌年度では通年で影響を受けることとなるため。

商品取扱高の拡大に対応するために、今秋には物流センターの拡張も予定し、営業利益率(対商品取扱高)は前年同期比1.0ポイント低下の11.1%となる見込み。

2017年7月に千葉県内に物流倉庫を新たに追加し、これにより倉庫面積は約20万m2となった。

<つくば市の新物流倉庫、完成イメージ>
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物流倉庫は、今後の商品取扱高の拡大を見込み、今年10月と来秋には茨城県つくば市に、新しい物流倉庫を賃借する予定となっており、2019年秋の物流倉庫の総延床面積は約33万m2となる見込み。

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