川崎近海汽船が10月31日に発表した2019年3月期第2四半期の業績は、売上高221億9700万円(前年同期比10.9%増)、営業利益6億8100万円(47.6%減)、経常利益7億6000万円(42.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益8億9600万円(0.1%増)となった。
近海部門では、鋼材や木材、バルクの輸送量が前年同期を上回り、売上高63億7100万円(13.5%増)、営業利益1億7400万円(前年同期は5億7800万円の損益)となった。
また、内航部門では、燃料油価格の上昇に伴う燃料調整金収入の増加や航海数の増加による貨物の増加などによって、売上高150億1300万円(8.0%増)となった。一方、営業利益は入渠による修繕費の増加や新造船シルバーティアラの竣工に伴う減価償却費の増加、頻発した台風の影響、宮古/室蘭航路で定期貨物の定着が進んでいないことなどから、5億4400万円(70.2%減)となった。
通期は、売上高463億円(12.2%増)、営業利益17億円(33.0%減)、経常利益17億5000万円(32.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益15億5000万円(23.5%増)を見込んでいる。
川崎近海汽船/苫小牧西港航路入口付近で座礁した運航船が運航開始