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GROUND/R&Dセンターでロボティックピッキングのデモを開始

2019年08月27日/IT・機器

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GROUNDは8月27日から、同社のR&Dセンター「playGROUND(プレイグラウンド)」に独占販売権を有するロボティックピッキング「SuperPick(スーパーピック)」を設置し、本格的なデモンストレーションを開始した。

<SuperPick運用イメージ>

20190827ground1 - GROUND/R&Dセンターでロボティックピッキングのデモを開始

<SuperPick稼働中の様子>

20190827ground2 - GROUND/R&Dセンターでロボティックピッキングのデモを開始

「SuperPick」は、米国SoftRobotics社によって独自開発された最新ビジョン技術やアルゴリズム、特許を取得している“ハンド”と呼ばれる対象物をピックアップする部分の素材などを組み合わせることにより、重さ、素材、形が異なる非定型な個体を人間の手のように高い精度とスピードでピッキングすることができる画期的なロボティックピッキングソリューション。

米国では、食品製造業や自動車部品工場などで既に導入、活用されている。

GROUNDのR&Dセンター「playGROUND』は、物流・流通業界向けロボットの実証実験をはじめ、物流オペレーションの研究・開発を行うことにより、物流テクノロジーの早期実用化や最適化を目的に設立。

今回、「SuperPick」を「playGROUND」に設置することにより、日本国内のさまざまな物流施設において最適な稼働ができるよう、作業オペレーションを交えた多面的なシミュレーション実験を行うもの。

「SuperPick」は、重さ、 素材、 形が異なる物や精度を求められるさまざまな物品を傷つけることなくピックアップできる。米国で特許を取得している特殊素材で作られたハンドは、 -10℃~65℃の耐熱性があり、 物品の重さ(2.27kgまで)、素材、形を問わず、物品に傷をつけることなくピックアップすることが可能だ。

また、ピッキングエラーが少なく、業務効率化を実現。物品のアウトラインを捉えるビジョンカメラ、独自開発されたアルゴリズム、最先端科学を応用し、ハーバード大学の材料科学発明によって独自開発されハンド部分の素材により、物品の重心や形状、重さを予測し、人の手を再現した正確でエラーを最小限にとどめたピックアップが可能。

さらに、商品・品目登録などの事前ティーチングが不要、既存設備や使用しているソリューションと組み合わせた利用が可能といった特長を持つ。

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