川崎重工は12月13日、三井物産向け15万5000m3型LNG(液化天然ガス)運搬船「MARVEL PELICAN(マーベル ペリカン)」を引き渡した。
<LNG(液化天然ガス)運搬船マーベル ペリカン>

この船は、2016年に運用が開始された新パナマ運河を通峡できる船型として、川崎重工が開発した15万5000m3型LNG運搬船の第2番船で、三井物産が米国キャメロンLNGプロジェクトより調達するLNGの輸送に主に投入される予定。
世界の主要なLNGターミナルへ入港できる従来船の船体寸法を維持しつつ、船体構造の最適化による船体重量の軽量化や2機2軸推進方式の採用により推進性能を最大限に高めるとともに、DFD電気推進システムを搭載し、低速域から高速域の幅広い船速域で優れた燃費性能を発揮する。
■主要目
全長:299.90m
長さ(垂線間長):286.00m
幅(型):48.90m
深さ(型):27.00m
満載喫水(型):11.80m
総トン数:12万8917
載貨重量:7万4787トン
貨物タンク容積:155,985m3 (-163℃、100%において)
主推進機関:推進モーター × 2 基、減速機 × 2 基
航海速力:約19.5ノット
乗船定員:44 名
船級:日本海事協会(NK)
船籍:パナマ