商船三井と子会社のMOL Chemical Tankers Pte. Ltd.は3月24日、ベルギーに本社を置くCMB.TECH NV(CMB.TECH)との間で、ゼロエミッション燃料であるアンモニアを主燃料として運航できるケープサイズバルカー、ケミカルタンカー計9隻について共同保有・定期用船を決定したと発表した。
これらは、アンモニア二元燃料ケープサイズバルカーおよびケミカルタンカーとして世界で初めての竣工となる予定だ。
<2050年までのネットゼロ・エミッション実現に向けたPathway>
なお、脱炭素化の流れの中で、次世代のクリーンエネルギーとしてアンモニアへの関心が世界的に高まっており、 海運業界においてもアンモニアを燃料として戦略的に活用しようという動きが加速している。商船三井グループにおいても2050年までのネットゼロ・エミッション実現に向け、「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」においてアンモニアも活用していく方針としている。今後もこうした取り組みを推進し、脱炭素化社会の実現に貢献していくとしている。