UDトラックスは2月27日、国土交通省に「クオン」のリコールを届け出た。
<改善箇所説明図>

不具合の部位は、原動機(エンジンマウントブラケット)。
GH11エンジンの前方右側エンジンマウントでブラケット固定ボルトの締付け順序が不適切なため、サスペンションブラケットとの間に隙間ができているものがある。
そのため、エンジン振動等で固定ボルトが緩み、そのままの状態で使用を続けるとブラケットが破断してエンジンが振れ、最悪の場合、クーリングファンが他部と接触・破損して、冷却性能が低下しオーバーヒートに至るおそれがある。
改善措置として、全車両の当該ボルトの緩みとブラケット接合部を確認し、適正な順序で締め付ける。当該ボルトとブラケットに損傷等がある場合は、新品に交換する。
対象は1車種計22型式で、計6549台。不具合件数は9件で、事故は無し。
■型式等は下記URLを参照
http://www.mlit.go.jp/common/001330476.pdf