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東名舘山寺スマートIC/開通後1年間、約3割が利用ICを転換

2020年07月16日/物流施設

中日本高速道路(NEXCO西日本)と浜松市は7月15日、2019年3月17日に開通した東名高速道路 舘山寺スマートインターチェンジ(スマートIC)の開通後1年間の利用交通量および整備効果について取りまとめ、発表した。

<東名舘山寺スマートIC位置図>
20200716nexcoc1 520x422 - 東名舘山寺スマートIC/開通後1年間、約3割が利用ICを転換

それによると、開通後1年間では、約2000台/日の利用があり、累計約58万台が利用している。平日に比べ休日に多く利用され、方向別では、東京方面利用が約4割、名古屋方面利用が約6割を占めている。

<整備前後の利用ICの割合(名古屋方面利用)>
20200716nexcoc2 520x236 - 東名舘山寺スマートIC/開通後1年間、約3割が利用ICを転換

物流の効率化では、物流事業者の舘山寺スマートICの認知度は、約9割。名古屋方面に向かう際、整備前は主に浜松西ICを利用していたが、整備後は浜松西ICと三ヶ日ICからそれぞれ約3割の利用の転換があった。

また、利用ICの分散により、浜松西ICへのアクセス道路の渋滞緩和や輸送ルートの選択肢の増加により、移動時間の短縮、ドライバーの負担軽減、時間外勤務の減少に効果があった。

さらに、舘山寺スマートICができたことにより利用ICの選択肢が増え、目的地によってICを使い分けるドライバーも見られ、高速道路の利便性向上が図られているとしている。

物流事業者の声では、「高速道路は、取引先への訪問や製品運送等を目的に利用している。一般道の渋滞解消等により移動時間が短縮できるようになり、時間外勤務の減少にもつながっている」「舘山寺スマートICまでのルートは、直線が多く交通量が少ないので浜松西ICよりアクセスが容易になった」「主に名古屋方面へ移動するため開通はありがたい、今後はさらに活用したい」等の声が挙がっている。

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